2013年11月24日  映画『モテキ』をDVDで観ました

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    観る前の宣伝イメージで美人女性4人に代わる代わる求められる映画なのかなと思っていたが違っていた。これは森山未来の長澤まさみへの一途なラブストーリーであり、麻生久美子は脇役、そして他の二人に至っては飲み屋のお姉さんと職場の怖い上司という恋愛とは無関係な設定である。

 最近の邦画はなかなか創りが上手で視覚効果もスマートで綺麗だし、カラオケの歌詞表示のようにテロップ入で歌を延々と一曲聞かすシーンが3回もある。僕は橘いずみの「失格」が好きだったのでこの曲が流れて少しびっくりし、またとても嬉しかった。

 女性が見せる最初の優しさに男がその気になってしまい、その後の鬱屈した日々を送るという展開は自分の身にも覚えがある。すっかり有頂天になりPerfumeとダンスを踊るシーンも自分も映画だったら踊ってたかもなあと思った。

 モテまくる話ではなく、辛い気持ちや迷い、屈辱など様々な気持ちを主人公が味わい、最後のシーンで長澤まさみの彼氏をメタクソに書いた記事を書き直して男を上げるところは単なるお気楽ムービーでなく仕上がっていて深みを与えている。

 久しぶりに見た長澤まさみはやはり良かったなあ。(笑)