平成26年2月2日  資本主義社会から「一抜けた」してみませんか?

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 苫米地英人オウム信者の洗脳を解いた功績で有名な一方、「聴くだけで胸が大きくなるCD」のような怪しい商品も出している一風変わった学者だ。一時、三菱地所に勤めていてバブル期のニューヨーク、ロックフェラービルの買収にも立ち会ったらしい。

 たまに彼の著書を読むのだがどの本もだいたい同じことを言っている。この「君は1万円札を破れるか?」では経済にフォーカスを置いているが要約すると

1. この世には物理空間(物質で構成されるリアルワールド)と情報空間(脳内の仮想空間)がある。人間が知覚できるのは情報空間だけで物理空間も情報空間の一部であり、 情報空間は書き換え可能。

2. 貨幣価値は物理マネーと情報マネーに分ければいい。

 物理マネーは食料(材料)や車で言えば鋼材

 情報マネーはシェフの料理の腕やポルシェなどのブランド価値

3.我々は小さい時から「たくさん働いて稼いで偉くなれば幸せになれる」と親や社会から 刷り込まれている。だが、それは本当だろうか?

4. 最低限の物理マネーさへあれば生きていける。親や社会からの「刷り込み」を自分が小さい時感 じていた本来の「やりたいこと」に書き換えることが幸せへの近道。

5. 自分の心理的盲点(スコトーマ)を外し、コンフォート・ゾーンを変えることで目標 に近づける。(この辺の詳しい話はまた別の機会にします。)

  といったところか。(本当はさらに仏教の話とかいろいろあるのだが)

  確かに毎年、ブランド物の新商品を買い、流行に追われ、より値段の高い(価値があるかは不明)モノを買うために働き過ぎてストレスを貯めている人も多い。

 僕は苫米地英人の言う「自分が本当に好きなこと」をするために情報マネーはあまり必要でないと思っていて会社を辞めるわけには行かないが気分だけは資本主義社会から降りてみたいと考えている。