2013年11月27日  秋の夜長の菊地成孔

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 色々な人のエッセイを読んで来た僕が今までで一番気に入っているエッセイ集はジャズ・ミュージシャンでありサックスプレーヤーである菊地成孔氏の書いた「スペインの宇宙食」だ。

 この人、壊れちゃってるの?というくらい文章はぶっ飛んでいてこの間まで歌舞伎町に住んでいたのもうなずける。

 彼は東大でジャズの歴史と音楽理論を講義するほどの博識家なのだが文章力もタダモノではない。この人は学者なのかストリートキッズなのかその振れ幅が半端じゃない。僕はこの本で軽い宇宙酔いしてしまった。

 Amazonサイトで目次の奇妙さと文体のサワリをどうぞ。

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 ラジオDJもやっていて彼の番組「菊地成孔の粋な夜電波」でのトークも飛びまくっている。GTO(Great Teacher Onizuka)をもじったBKO(馬鹿でくだらないお話)では彼がロイヤルホスト民族学的調査的に集めた面白話が炸裂です。Podcastでも聞けますのでぜひ。 

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