2013年11月3日    公園を散歩

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僕と大学時代の友人の彼は二人で都内一大きな公園を歩きながら色々なことを話した。 僕らは大学卒業後、共に就職し、彼は一度会社を辞めていた時期もあったが同じ頃に結婚し、共に子供が生まれ家を買い、ローン返済のために会社に通うサラリーマン同士だ。

 彼は詩や脱力系マンガを書き、僕は写真を撮ったり文章を書くのが好きでお互い何か一緒にコラボしようという話になったが「何のために書くのか?」という話に及んだ。

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「もし誰も読んでくれなかったら書かないでしょ?」と僕。

 「日記ならともかく表現ってつまり誰かに伝えたい、理解されたいということだから」

 「俺は認められたいって感じかな。伝えたいというよりも。」と彼。

 「僕は若いころ、自分の性格が病んだのは社会が原因だと思ってた。今はあまりそうは思わないけど自分がずっと感じている違和感を辿って行くと最後は社会の歪みに行き着くような気がするんだ。」                       つづく。

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