「マチネの終わりに」を読んで

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 大人の男女の出会いと別れ、そして再会の物語 と聞いて1年前から気になっていた本。
何度か本屋さんで飛ばし読みし大筋は知っていたけど通して読むと細かいところまで繊細な文体が行き届いていてすごく良かった。
 超絶テクを持つクラシックギタリストと彼の小さい時からのファンフランス人の映画監督を父に持つ女性とのプラトニックだけど熱い恋。初めての出会いそして長い別離、二度目の出会いと抱擁、そして運命のいたずらにより引き裂かれて。。と書くと月並みな展開に見えるけど男性の薪野も女性の洋子もとても繊細で美的センスにあふれ聡明ででも年相応に踏みとどまってしまうところなどとても美しいなと思ったお互いの前では子供で相手の気持ちを伺い、不安になる。
最後の再会の後二人がどうなるかは書かれてなくてとても気になる実際その後を読者が推測したブログもあるくらいだが最初の出会いで心繋がった相手とは一度隔たってもすぐ元に戻れる気がする。
結婚という生活の場を共にしないからこそ二人は美しく在れるのかもしれないがお互いをずっと心の中に灯し続けそれぞれギター、社会問題に対し取り組み続けた二人。
夫の浮気相手のスノッブさを批判する洋子さんのくだりとか薪野がスランプから立ち直るまでの過程の描写も好きだ。
宝石のように輝く少年のような心を持ち続けているからこそ二人は響きあい、惹かれあったのだと思う。
 薪野は洋子を通じてギターの弾き方、好きな曲も変わった。本当の恋はその人の好みまで変えてしまうくらい強烈なものだろう
 時が経ち、いろんな人と巡り会ってもどうしても忘れられない。あなたにそんな人はいますか?
 わざと難しい漢字を多用しているがそれも現代の源氏物語みたいな感じでお洒落な感じがする。
作者平野啓一郎の「高瀬川」も読んでみたくなった。

2018.06.30 大山(神奈川県丹沢山系)登ってきました

 今年会社にできた山岳部に6月に入部してて初めての山岳部での登山。
女性1人を含む総勢9人。集合の駅まで電車で2時間くらいなので朝は4時半起き(笑)集合の時間の20分くらい前に着きみんなと合流して9時過ぎに登山開始。ケーブルカーもあるがそこは山岳部、ケーブルには目もくれず傾斜のきつい男坂を登る。山頂が1252mと言ってなめてはいけない。初の標高差952m、初登りの竜ヶ岳の倍!それでもコースタイムは登り2時間弱と北アルプスの半分くらいか女性の方は20代で長野県出身だが山登りは十何年ぶりとかで部員のみんなと比べると登るのがきつそう。そういう僕もけっこうな急坂が続き精神的にも体力的にもきつい時が何回かあったが途中から部長さんがトレッキングポールを貸してくれてこれがすごい威力。足が4本になったみたいで自分の体重を前にかけてそのまま上がれる。これはいいです。あと適宜休憩を取ってくれたので息ゼイゼイまでは行かなかった。
 土曜なので結構登る人がいてケーブルの駅から先は時折行列になり止まってしまうほど。さすがに犬連れた人はいなかったが5歳くらいの男の子や女の子がいてびっくり。副部長さんに聞くと「自重が軽いから楽なんでは?」とのこと。外人さんもいました。ヒルが出るというのに半袖半ズボンのすごいラフな格好(笑)インドの方とみられる人は片手にコンビニ袋持ちながらジーパン、サンダルで(あんたそこら辺歩く感覚やね(笑))我ら山岳部は高山ではないがそれなりの装備と恰好。たださすがにその日は梅雨明け後で平地で最高気温32度だったので上はTシャツの人が多かったかな。僕も長袖のシャツ持ってきましたが山頂でもTシャツ1枚で寒くなかったです。
 12時くらいに山頂。コースタイムより若干ビハインド。眺めは素晴らしく太平洋や江の島、東京の都心部スカイツリーでも見渡せた。反対側からは富士山も見えるのだがその日は雲に隠れて頂上部分がちょっとだけ。

 下りは途中までは整備されてたけどそれ以降また急な下り坂で岩ゴツゴツみたいなところもあり気が抜けない。何度が着地しそこない足くじきそうになったけどなんとか大丈夫だった。帰りは男坂でなくて女坂というから安心していたがこれがまた急坂で楽でない(笑)3時過ぎに下山。それから駅に出て隣駅の温泉へ。びっしょりの汗を洗い流し髪も洗ってスッキリ。で居酒屋開店の5時きっかりからビール(笑)。8時までワイワイ話して10時半に帰宅しました。
 いやあみんなで行く山は楽しいですね。次回は7月末に南アルプス鳳凰山に1泊とのことですが装備や体力のこともありまだ思案中です。ぜひ行きたいんですけどね。やはりいきなりは危ないかなと。でも山の魅力に憑りつかれちゃいましたよ。(笑)モンベル会員にもなりましたしね。
あと高山用の靴、ザック、レインウェアなんだけどもう買うのは決めてます。
ツオロミーブーツ
アルパイン50
ストームクルーザー
あとはいつどこで買うかだけなんですけどね。
今日は会社で筋肉痛なんだけどそれもなんか嬉しく感じて筋肉痛が直るころには新たに買ったトレッキングポールの試しだとかで一人で山登ってしまいそうです。(笑)

2018.06.01 三頭山登山

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 梅雨入り前にもう一度山登りしたいなあと思っていて4月に登った竜ヶ岳より高い山でと関東近辺の山を探していたら東京都の西の端、山梨県との県境に三頭山という1532mの山があることを発見。しばらく雨模様が続いていたが天気予報が変わって晴れとなった6月1日、居ても立ってもいられず急遽休みを取り一人で行ってきました。

 五日市線の終点まで行くのだが今回はJR中央線でなく高田馬場から西武線で拝島まで行った。だがこれが裏目に出て途中ホームに人転落とかで電車が15分遅れ武蔵五日市からのバスに乗り遅れるというアクシデント。午前中、登り口の都民の森行の直行バスは一本しかなくここまで来たのに泣く泣く戻るハメになるかと思ったが乗り継げばその後のバスでも行けると判明。駅から70分バスに揺られ都民の森に着いたのが10時過ぎ。

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  バスの中で他の登山客が「3月に三頭山で遭難事故があった」と話しているのを聞き少し焦る。金曜だがそれなりに登山客はいる模様。でも高尾山よりはかなり少ない。

 10時半に登り始める。ガイドブックとは逆順の行きの勾配が緩いコースにした。

 途中滝があったり沢があったりとマイナスイオンを浴びながら登る。

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 しばらく勾配がきつくなりどれくらい登ったかもわからず不安になるが標準コースタイムの1時間半より20分早く頂上についた。

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頂きは3つありここは西峰で1524m、中央峰は1532m

 他の登山客の会話を聞いていると北アルプスに何度も登っているおばさんとか来週北海道の大雪山に登るというおじさんなど本格的登山者が息抜きで来ている感じ。

 今回も見えるはずの富士山は霞んで見えなかったが下界の眺めが高尾山とは違い一歩高みからの眺めで気持ちいい。

 下山は急な斜面もあったが50分で降りてきてバス発車より1時間早すぎてしまった。

 さて次は2000m級?いや3000m?(笑)会社の上司には滑落、遭難するよと脅されましたが会社の登山クラブにも入ったし7月には泊まりで南アルプスに行きたいです。

2018.06.14 森ビル×チームラボのデジタルアート美術館に行って来た

 ニュースでも取り上げられていて見に行きたいと思っていたデジタルアート美術館。
https://borderless.teamlab.art/jp
 オープンは6/21だがちょっとした仕事つながりで内覧会でオープン前に見学できることになった。たまには東京にいるメリットもあるなあ(7月には大阪アベノハルカス美術館でも開催)
と思いながらゆりかもめでレインボーブリッジを渡りお台場へ。
 カメラ撮影は禁止だよなあと半ば諦めつつもスマホをポケットに入れて入口のお姉さんに聞くと撮影OKとのこと。(やったぁー)
 会場はかなり広くてプロジェクター照射のため暗い。順路が無くて各部屋が何通りにも繋がっているのではじめ同じところをグルグルしたりカーテンあけて進んだら出口だったということもあったが
入ってすぐに巨大な壁にひまわりや蝶々や動植物が映し出されていてしかも少しずつ動いている。

 HPの動画で一目瞭然だが実際に会場にいるとそれらの「生き物たち」に包まれている感覚。
デジタル技術を駆使しているはずなのになぜか自然を感じる。

 蓮の葉の上に蝶々や葉が映し出され踊っているような錯覚の部屋
単純なLEDライトが連なっているだけなのに雨が降ってくる臨場

この世にこのような世界があることに感動しまたそれを同じ日本人が作り出したことに涙さへ出てきた。
 長い階段を上がって「呼応するランプの森」
ここは幾重にも重ねられたミラーでランプが上下左右に無限に連なっているように見えるが人は10人入れるくらいの狭い部屋。30人くらい待ち行列が出来ていた。
ニュースでは触れると色が変わるみたいな説明をしていたように記憶していたが実際は触れることはできず時間経過ごとにゆっくりとランプの色が変わっていく。

 もう一つの階段の上は子供の遊び場的な空間。置物を動かすとそれに伴って線路が行先を変えたり
自分が塗った塗り絵の魚が壁へのプロジェクションの中で泳いだりと少しインタラクティブな要素はあった。

 他にお茶を飲む茶器に絵が映し出されたりするカフェもあったがかなり混んでいたので諦めた。

 今までデジタル作品というといかにもデジタルという感じだったが今回のはデジタルとアナログがボーダレスにそして見ている自分も作品が身体の中にボーダレスに染みこんでくる感覚に陥り普通の美術館と違って動的かつ皮膚や脳が活性化され建物を出たとき元気になった気がした。
 そう、なんだっていい。境界なんてないし何をしたっていいんだ。そう感じた木曜の午後でした。

2018.05.17 高尾山登ってきました

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 4月に1485mの竜ヶ岳に登ったがその時連れてってくれた人に次にどの山登ったらいいか聞いたところ高尾山と言われた。標高599mとかなり低いのだが下からケーブルカー使わずに登れば標高差389mとまあまあ足腰は鍛えられるかなと思った。コースも7種類もあり今回は中級者向けの6号コースを選んだ。
 森と水のコースと称されるだけあり鬱蒼と木々が生える森の中を右側に小川のせせらぎを見ながら進む。途中水が湧き出てるところもあり普通の靴では濡れてしまうだろう。小鳥のさえずりも聞こえとても良いのだが何しろ人が多い。平日の午前中というのに時には10人くらい並んで歩くという状態で何のためにこんな郊外まで来たのかわからなくなってしまう。
 コース入口で3人組の女性に写真撮ってくださいと言われたが彼女たちは30代で若いせいか足取りも軽くどんどん行ってしまう。驚くことに犬を散歩させながら登っている人が数人いた。登山者は下は小学生から上は70代まで。みんな軽装備だ。途中川の中の飛び石を渡るところや延々続く階段を登るところなどキツイ箇所もあったが所要時間90分の所を75分で登りきった。そこからさらに10分ほど歩くと頂上なのだがものすごい人でびっくりしてしまった。幼稚園生の集団までいて「ここは本当に山なのか?」と疑ってしまうくらい(笑)僕としてはもう少し人の少ない静かな山で軽く瞑想してみたかったのだが。。ビールは値段が高いので炭酸で乾杯しておにぎりを二つ食べて下山。メイン街道の1号路で降りる。全面舗装されており革靴やハイヒールの人もいる。40分くらい歩いてケーブルカーの駅に到着。ベビーカーの人もいるから驚きだ。下山して温泉に入って生ビールとフルーツ牛乳飲んで早くも2時半の電車に乗って帰宅しました。
 来月梅雨入りしたら山は難しいし梅雨が明けると高い山でないと暑いと思います。次は暑さが一段落する9月末かなあ。。4ヶ月間お休みですかね。その間はスポーツジムで体作りと減量に励みます。でも梅雨入り前にもう一回行きたいなあ。再来週くらい山梨県の方の山行くかもです。

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小川がすぐ横を流れていてせせらぎが耳に心地よい。

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頂上からは富士山も見える。(右の方で切れてますが。)

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これにあやかって仕事もプライベートも「引っ張りだこ」になりたい(笑)

2018.04.23 竜ヶ岳登山

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晴れてたらこんな風なのだが。。

 4/23に同じ会社の人と富士五湖の一つ本栖湖の横にある竜ヶ岳という山に登ってきた。標高1485m。登りはじめのキャンプ場が標高900mだから標高差585m。
 1000m以上の山は20代の頃、大学時代の友人と登った奥多摩の本仁田山(1224m)以来で昨年筑波山(877m)には登ってはいるものの標高差335mだったし実に30年近く振り。
 ずっと「山なんてさあ」というスタンスで生きてきたのだけど最近辛いことも多くいい景色を見て気分転換できればとの思いで今年は月一で登りたいと靴やリュック、ズボンも新調して臨んだ。

 竜ヶ岳は晴れていれば富士山が間近にかなり大きく見えてそれ目当ての登山者も多い。
友達と大月駅で9時半待ち合わせだったので6時起きで間に合うのだけれど余裕見て5時起きして9時前には駅に着いていた。友達が渋滞で遅れ登山口に着いたのが11時近く。天気は曇りというか霧であまり視界良くなく今にも雨が降りそうな気配。それでも登り始める。

 事前に登った人のブログの写真見てたらすごくなだらかな道ばかりだったので楽勝と思ってたのだが実際は登り始めてしばらくすると延々と険しい上りが続く。すぐに息が上がり着ていたシャツは汗まみれになり頑張るのだがあとどれくらいで上りが終わるのかもわからないままの上りはきつくそのうち足も上がりづらくなり情けないが何度か「もう無理です。引き返してもいいですか?」と友達に懇願しそうになってしまった。(笑)
 友達は後で聞いたら足踏みを止めると疲れがどっと来てしまうのでどんどん先に行ってしまう。
水分を大分多目に2Lも持ってきてしまったことや自分のお腹についた贅肉の生ハムを恨めしく思ったが飲み物を森に捨てるわけにも行かず大分遅れてゆっくり登る。途中の休憩所を過ぎると勾配も緩くなり20分ほど歩いたら頂上に着いた。まあ途中足が上がらなくて根に足を取られ足攣りそうになったりしたんだけど。

頂上は一面の霧でホワイトアウト状態。富士山はおろか5m先が見えない。ミストが風で体に吹き付け涼しくて気持ちいいが頂上でゆっくりお昼という感じではない。5分ほどで記念写真撮ると足早に下山。降りるのは登るよりは息切れたり汗かいたりしなくてずっと楽。ただ足を踏ん張らないとずずーと滑るのでそれだけ注意。40分ほどで下山したのではないか?


 今回は雄大な景色を見て気分転換はできなかったが山登りという最低限の荷物と自分だけで限られたコースをひたすら上り下るというプチ修行体験を通じ普段いかに楽な生活をしているかとか大抵のことは自分が安全に帰れたことに比べたら大して気にすることではない小さなことと実感でき大月から都内に入りサラリーマンや学生たちを見ながら「なんてぬるい生活してるんだ」と思えてきたことなど収穫があったのでこれからも山登り続けて行きたい。
ただより高い山を目指すためには以下二つが必要と感じた。
・お腹の生ハム取るための減量
・上りで息せき切らず弱音吐かないための体力づくり
以上報告でした。

2018.02.25 I LOVE 小岩

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 今住んでいる所から自転車で行ける距離にその街はあった。3週間前に初めて訪れたその街の駅の南側には3本のアーケード街が延びていてそのうち1本はなんと2キロ以上の長さ。

 100円ショップもダイソー2軒、セリアが1軒。喫茶店も個人、チェーン店含め10軒近くありこの街は選択の幅が広くて好きだ。

 大抵のものが最安値で手に入る。ふだん高くて手が伸びないいちごやレモンも品の良いものが安く手に入る。

 薬屋も安いだけでなく品揃えが豊富。床屋にいたってはカット500円というところを発見。

 メガネも作り変えなきゃと思っていろいろお店を見てもなかなかその気にならなかったが小岩のメガネストアで遠近両用レンズと日本製フレーム込みで2万円というのを見て即決してしまった。

 ランチにとちょっとドアが入りにくそうな中華なんだか喫茶店なんだかわからないお店に勇気を出して入ったらそこは昼から飲める定食屋でマスターもお姉さんもフレンドリーで話が弾んでしまった。

 いやあ小岩はいいですよ。近い方は一度行ってみることをオススメします。