2018.06.14 森ビル×チームラボのデジタルアート美術館に行って来た

 ニュースでも取り上げられていて見に行きたいと思っていたデジタルアート美術館。
https://borderless.teamlab.art/jp
 オープンは6/21だがちょっとした仕事つながりで内覧会でオープン前に見学できることになった。たまには東京にいるメリットもあるなあ(7月には大阪アベノハルカス美術館でも開催)
と思いながらゆりかもめでレインボーブリッジを渡りお台場へ。
 カメラ撮影は禁止だよなあと半ば諦めつつもスマホをポケットに入れて入口のお姉さんに聞くと撮影OKとのこと。(やったぁー)
 会場はかなり広くてプロジェクター照射のため暗い。順路が無くて各部屋が何通りにも繋がっているのではじめ同じところをグルグルしたりカーテンあけて進んだら出口だったということもあったが
入ってすぐに巨大な壁にひまわりや蝶々や動植物が映し出されていてしかも少しずつ動いている。

 HPの動画で一目瞭然だが実際に会場にいるとそれらの「生き物たち」に包まれている感覚。
デジタル技術を駆使しているはずなのになぜか自然を感じる。

 蓮の葉の上に蝶々や葉が映し出され踊っているような錯覚の部屋
単純なLEDライトが連なっているだけなのに雨が降ってくる臨場

この世にこのような世界があることに感動しまたそれを同じ日本人が作り出したことに涙さへ出てきた。
 長い階段を上がって「呼応するランプの森」
ここは幾重にも重ねられたミラーでランプが上下左右に無限に連なっているように見えるが人は10人入れるくらいの狭い部屋。30人くらい待ち行列が出来ていた。
ニュースでは触れると色が変わるみたいな説明をしていたように記憶していたが実際は触れることはできず時間経過ごとにゆっくりとランプの色が変わっていく。

 もう一つの階段の上は子供の遊び場的な空間。置物を動かすとそれに伴って線路が行先を変えたり
自分が塗った塗り絵の魚が壁へのプロジェクションの中で泳いだりと少しインタラクティブな要素はあった。

 他にお茶を飲む茶器に絵が映し出されたりするカフェもあったがかなり混んでいたので諦めた。

 今までデジタル作品というといかにもデジタルという感じだったが今回のはデジタルとアナログがボーダレスにそして見ている自分も作品が身体の中にボーダレスに染みこんでくる感覚に陥り普通の美術館と違って動的かつ皮膚や脳が活性化され建物を出たとき元気になった気がした。
 そう、なんだっていい。境界なんてないし何をしたっていいんだ。そう感じた木曜の午後でした。