2014年5月10日 西村由紀江を大人買い
僕が大学生の頃、デビューしたばかりの西村由紀江さんのアルバムを良く聴いていた。ニューエイジというジャンルで呼ばれ、心地よいサウンドとピアノの響きが新鮮だった。
1992年にはコンサートを観に行った。「MOON」というアルバムを出した後でドラム、ベース、ギター、パーカッションなどのバンド編成だった。アンコールで「ナチュラル」という曲を彼女自身が歌ったのも今では貴重な思い出だ。
その後彼女はピアノ一本で叙情的な曲を作る方向へシフトしたため、あまり聴かなくなってしまった。
今回、家にあった1988年のアルバム「Fascination」のテープが壊れてしまったのをきっかけに彼女の曲のほとんどを大人買いして聴いてみた。
デビューした1986年のアルバム「Angelique」から1989年の「Lumiere」あたりまではテクノっぽさも混じったBGM的な感じ。
1989年「Lespoire」から1992年「MOON」まではバンド、テクノ、クラシック要素をうまく調和させて華やかな雰囲気。
1998年「大地のうた」以後は基本的にはピアノだけで聴かせる叙情的な方向へ。
30代の頃はピアノだけだと物足りない感じがしたのですが今回、最近の作品まで聴いてみると題名につけられたメッセージ性が曲に込められているのが感じられ、とても安らげます。彼女はピアノで作詞しているんだと思いました。
僕は1991年の「Vi・Ji・N」と1995年の「Virgin」が神秘的で優しい感じで好きです。