2014年1月14日 疾走するビート感 「アナーキー」(現RockBand)
ロックミュージックはもともと破壊衝動や性的衝動を元として発祥しているから上品なロックなどというものは存在しないはずなのであり、昔流行ったAOR(Adult Oriented Rock)もいいけどこんな中年の僕でもたまに衝動的なロックが聴きたくなる時がある。
アナーキーのメンバーは全員元暴走族だったし、メンバーの一人が殺人未遂を犯して脱退するなどいわく付のワルガキバンドだ。
演奏も最初はSex Pistolsのコピーから始まり、お世辞にも上手と言えなかったがツアーで全国を回るうちに演奏も作曲能力もみるみる上がっていった。
僕はデビュー2年後のアルバム「Anarchism」の一曲目「Rock'n'Roll star」が一番好きだ。
左右から畳み掛けるようにしてギターが鳴らすあの疾走感あふれるリフは今でも僕の中の何かをかき立てる。アルバム「デラシネ」の一曲目、「けだるい午後の昼下がり」もいい。
なお、Wikipediaで調べていたらなんと山下達郎がアナーキーのファンで彼らのアルバムを発売日当日に買っていたらしい。他にも芸能界有名人のファンが多いようです。
業界内でもファンは多く、タレントの北野誠、薬丸裕英、小泉今日子、歌舞伎役者の中村獅童、音楽関係では尾崎豊、ボアダムスの山塚アイ、元THE MAD CAPSULE MARKETSのKYONO、ザ・クロマニヨンズの甲本ヒロト、頭脳警察のPANTA、Theピーズの大木温之、eastern youthの吉野寿、ロリータ18号のマサヨ、JUN SKY WALKER(S)、BUCK-TICKの今井寿、山下達郎などがファンを公言しており、山下達郎に至ってはアルバムを発売日に買っていたというエピソードが存在する。
Youtubeに上記の曲が無かったのでデビュー当時の曲を載せます。まだ演奏は荒削りです。