2014年1月13日  『幻想の彼方へ』 話は全然はじまらない

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 お正月休みに書きかけの小説「幻想の彼方へ」を書き進める予定だったが全く書けていない。昔書きかけた断片を読み返すと20年前、自分がどんな気持ちで何を表現したかったかは思い出せ、書き進めたいと思うのだが自分の考え方も変わったし、訴えるテーマももう一度整理が必要と感じている。

 それでも無理やり書きだそうと思っていてそんな中で思い出したのがある小説家が話の冒頭で「話は全然はじまらない」という書き出しをしていたこと。

 調べるとドイツの児童文学作家ケストナーの「エーミールと探偵たち」と椎名誠の「哀愁の街に霧が降るのだ」でこの手法が使われている。

 「エーミールと探偵たち」は小学生の時にドキドキしながら読んだ手に汗握る冒険小説だが今読み返しても非常に構成が優れていて参考にしたいと思った。

 冒頭「話は全然はじまらない」の次に10枚の絵で登場人物、主要場面の説明があった後で本編に入るのだが「幻想の彼方へ」もこの形式で書き始めようかな。。

 まずは1枚目の絵。主人公マサハルの紹介からだ。がんばリます。 

 

エーミールと探偵たち (岩波少年文庫 (018))

エーミールと探偵たち (岩波少年文庫 (018))

 

 

哀愁の町に霧が降るのだ

哀愁の町に霧が降るのだ