2016.10.16 完熟柿とS君のこと

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 秋もだんだん深まり果物はぶどう、梨もほぼ終わり柿の季節となった。
 柿というと大学時代の友人S君のことを思い出す。彼とは大学の同じ専攻で2年の頃から親しくなった。
 高校の時アメリカに1年留学していてブルース・リーに傾倒し少林寺拳法もするというマョチョな面の一方で理系なのに哲学、言語学文化人類学にも詳しかった。
 2年の冬に彼の部屋で親しい仲間と寒いからみんなで鍋しようと発作的に決めてその足で近くのホームセンターに鍋を買いに行き、スーパーで具材を買って1時間後に皆で鍋を囲んでいたのもいい思い出だ。
 彼は料理が上手かった。そしてちょっとした道具、家具は自分で工作してしまうくらい器用だった。
 一度僕の部屋に女の子をたくさん呼んでパーティーした時、遅れてきた彼に自作のチーズケーキで女子全員の関心を持って行かれ悔しい思いをしたこともある。
 でも僕らは仲良くて3年次には同じバンドのキーボードとギターだった。
 そんな3年の秋、大学近くの料亭でバイトしていた彼は親しい仲間をその料亭に招待してコース料理を振る舞ってくれた。
 全ての料理が完璧なまでに美味しかった。そして最後のデザートに出てきたのが柿だった。とても熟れていて口の中でとろけた。
 彼は正直で純粋でとても真っすぐだった。だから逝ってしまったのかもしれない。
 S君。僕は君が逝ってしまった後でもこの世でもがいているよ。生きていればいいこともあったよ。
 君と最後に上野の料亭で飲んだ時のことを忘れない。
 本当なら君とまたコース料理食べながら楽しい話がしたいよ。そして最後の締めはもちろんとろとろの柿でね。

2016.10.12 僕の乱読的読書法

f:id:tatumac:20161016111106j:plain 30代までは家の近くの図書館も蔵書が少なくて本は本屋で買って読んでいた。雑誌は600円くらいして高かったから滅多に買わなかった。時々文庫本を買う程度。あとは好きな作家の新刊を買う程度だった。
 ここ10年くらいで図書館の蔵書も大分充実してきてベストセラーも半年待てば順番が回って来るし数年前の本ならすぐに借りれるようになった。というわけでかなり気に入ってじっくり読みたい本以外は図書館で借りている。
 で常時家には10冊近い本が並んでいてそれらを並行して少しずつ読み進めるのが僕の読書スタイル。
 だいたい10分くらい経つと集中力が切れてしまい他の本に移る。これを繰り返してグルグルと数冊を行ったり来たり。
 不思議と頭の中で他の本とごっちゃになることは無い。文学作品はこの方法は難しいかもしれないが。。
 本当に理想の読書とはその本の中の世界に完全に没入して他の事など思い浮かばないくらい集中できればいいのだが僕は読書中も脳のどこかで別のことが思い浮かんでしまう。でそのことに関する本にスイッチしたり別のことをしたり。
 ひどいときは一つの本を図書館から借りて返してまた借りてを繰り返し半年かけて読み終わるときもある。
 音楽の聴き方もそうだ。大抵一曲聴き終わらないうちに別の曲が聴きたくなり途中で切り替えてしまう。
 こんなことができるのも音楽がスマホでmp3で聴けるようになったからなのだがたまには完全に没入したくなる本や曲に出会いたいものと思いながら週末一人で抹茶を立てて精神統一と安らぎを感じようとしている今日この頃です。

 

2016.10.11 30年ぶりにまたギターを始めた

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 iRigというエレキギターエフェクターツールが手に入れて30年ぶりにまたギターを弾いている。
 中学卒業時にディープ・パープルのリッチー・ブラックモアに憧れて買った写真と同じストラトタイプのギターは配線の接触が悪かったりして若干ノイズが入ったりもするが練習程度なら問題ない。
 若い頃はソロパートばかり練習していたがこの年になるとハードロックよりジャズ、ギターソロよりコードバッキングの方が面白く感じる。
 ジャズギター教則本は銀座の山野楽器に行って探したが大学生の時買ってその後放置していた30年前の教本が一番壷を得ていることがわかりそれを使っている。
 コードは敬愛するアランホールズワースの教則本は難しすぎるが大体いくつかの押さえ方に収束される。
 練習時間も限られているので押さえにくいコードは音数を3音とかに省略するなどして対応することにした。
 自分で作曲することが目的なので自分がカッコイイと思うコードを見つけることに主眼を置いている。
 ロックだとあまり複雑なテンションコードは使われないのでジャズやフュージョンなどの曲をコピーしている。
 フレットの高音部を押さえるハイコードもなかなかカッコイイし面白い。
 反対に解放弦の響きを使ったローコードやオープンチューニングとかも興味がある。
 まあでもまずは12小節のカッコイイテーマを作ってみたい。それが年内の目標だが
エフェクターでの音色作りとカッコイイコード探しとコード進行を選ぶ作業だけでかなり時間がかかりそう。

2016.10.04 iRigを使いはじめてわかったこと

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 3日前の土曜朝iRigというギターエフェクター接続キットが届いてすぐに使ってみたが奥が深い。
 ソフト部分のAmplitubeは単なるエフェクターだけでなくチューナーやリズムマシンが付いてる。さらにそればかりでなく録音やミックス作業もできるしGarageBandに繋いで使うこともできる。iRigとギター、iPadだけで曲が作れそう。
 もちろんエフェクターとしての機能も豊富で高性能だ。iPadのアプリとしてダウンロードして使い無料版だとディストーションとノイズフィルターしか付いていないので1800円で有料版の最小セットを買った。
 フェイザー、オクターブ、フランジャー、ワウペダル、FUZZ、ディレイまで付いていてもう十分だ。
 僕が高校、大学の頃はエフェクターというと単体機能のものしかなくて一個1万円以上した。ギターとアンプだけで5~6万してお金が無かった僕はディストーションフランジャーだけしか持っていなかった。
 ディストーションフランジャーだけでクラプトンからディープパープル、ラリーカールトン、ボストンまでの音色を何とか出していた。
 それがiRigでは1800円で7つのエフェクターである。時代は進歩したものです。
 しかもしばらくして気づいたが同じエフェクターを2台、3台と重複してセットもできる。
 実はiRigを買う際にAllan Holdsworthの大ファンでもある僕は彼が監修しディレイが最大6個直列に繋がっている今は生産中止となりヤフオクで3万から7万くらいで売買されているヤマハのUD-STOMPという幻のエフェクターも欲しいなあとかなり迷ったのだがUD-STOMP級の綺麗なディレイサウンドは難しいかもしれないがこのAmplitubeのディレイ3段重ねでかなりHoldswortサウンドに迫れるかもしれない。
 YoutubeとかでのiRigとUD-STOMPのデモ演奏を聴いて思ったがiRigは電源いらずで手軽にメタルサウンドからアコースティックギターまでの音を簡単に作れるのに対しUD-STOMPはプロ仕様で初心者には扱いづらいという気がした。
 Allan Holdsworthも好きだがSTEVE VAI渡辺香津美もコピーしたい僕、また河原で練習したい僕にはiRigの方が良かったのだ。
 音色も最初は自分で作り込もうといろんなエフェクターを並べ替えてつまみをいじっていたのだが中々思う通りの音色にならなかったがPreset音というのがあってこれを試したら実にいい音色になっている。
 Amplitubeはエフェクターのみならずアンプや音を拾うマイクの種類、位置までを調整できるのでかなり幅のある音作りができそうだ。
 まだ音色作りとちょこっとジャズギターのコードバッキングを練習している僕だが年末までにはリズムマシンに載せてリズムギター、リードギターを多重録音して曲を完成させてみたい。

2016.10.03 しばらくブログを書かなかった

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前回8月末からブログを一ヶ月以上書かなかった。この一ヶ月何をしていたかと言うとWindowsノートPCが壊れてcorei5,SSDの高性能ノートPCに買い替えたりギターエフェクター接続機のiRigを買い中学の時買ったエレキギターを引っ張り出してきてジャズギターを練習しはじめたり初のふるさと納税をしてとろまぐろや宮崎牛に舌鼓を打ったりしてといろいろ忙しかったのでR。

 さて最近いろいろ思うところあり趣味については今後
 1.PentaxQカメラで写真散歩して写真詩
 2.iRigとGarageBand、エレキで作曲
 3.corei5,SSDのノートPCでPythonProgramming
 4.ASUSTabletPCでブログとツイッター
 の4本建てで行こうと思っています。
 みな表現活動なのですが月、水、金は夜1時間くらいギターの練習
 週1でカメラを胸ポケットに入れて写真を森山大道のように撮りまくる
 Programmingはまずは憧れの徳井さんと中村勇吾さんのProgramを動かしてみて真似てみる
 そして毎日夜9時半から10時まで30分でいいから「書く」時間を。時間が無いときはTwitterでもいい。
 とこうやって夜の時間を充実させようと思います。

 それでどこかにたどり着いて作品ができればいいがまずは過程が重要。
 楽しめること、新たな世界が拡がること。そしてそれはきっと日々の生活や仕事にも活きて来るはずです。

2016.08.27 音楽と書籍の洪水で溺れそう

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 中学生の頃、音楽はFMラジオを聴くか3000円近くをはたいてレコードを買うしかなかった。

 高校生になって貸しレコード屋がで出来、一枚300円で聴けるようになったがそれでも一枚借りてくるとステレオで一曲目からずっと通して聴いていたものだ。

 それが大学生の頃CDになり曲飛ばしができるようになり今やmp3になってましてや聴き放題となると聴き方も変わる。スマホにダウンロードしたものの一度も再生していない曲が半分近くある有様。

 自分のマシンのおなかの中にいかにたくさんmp3を持っているかの時代は終わり今やクラウドライブラリーへのアクセス権を買う時代。。。

 本も読み放題になり変わるかなと思ったが今のところはそんなに変わっていない。読み放題の罠は本を読み終わるまで退会できなくなり会費を払い続ける羽目になるところ。

 最初乱読で数十冊の雑誌や本を拾い読みするがじっくり読むのは月に1,2冊。ところがこれが一ヶ月で読み終わらない。で翌月も読み放題980円を払うかというと悩ましいが雑誌を読まないのであればBookoffで100円で買えれば二冊でも200円でこちらの方がお得。とりあえずどうしても読みたい本がアマゾン読み放題にないし雑誌も読まないので来週退会する予定です。

 電車の中ではBookoffで買った文庫本か単発で買った期限なしの電子書籍を読む予定。音楽はAmazonPrime聴き放題に一年間入っていますが本も年間4000円くらいあるいはPrimeのいちサービスとしてくれれば継続するのですが。。。

2016.08.27 貧乏暇なし

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 昨年、我が家ではWindows7デスクトップ(家族用)、Windows10ノート(自分用)、Mac10.6.8(自分用)、AndroidタブレットPC(自分用)と4台のマシンが稼働していた。

 ところが大晦日にWin7デスクトップが壊れMac10.6.8が家族用になりそして先週Win10ノートもあの世行きとなってしまった。普通にWebブラウジングだけしている家族はそれでもたまに「このPC遅い!」というくらいなのだが僕的には色々と困る事態となってきた。最近ある作家の小説全集を買ったのだがこれがiBook専用となっていてAndroid端末では読めない。調べるとDRM削除してKindle形式に変換すれば良いとのことでMacでソフトをダウンロードしようとしたが「このソフトウェアは10.9以上のOSを必要とします」だと? 僕のMacminiはEarly2008モデルで10.7以降は入らない。つまり変換ソフトはインストールできない。無論Android用ソフトはないしということは新しいMacWindowsマシンを買わなければならない。うーむ。なんか納得いかないんですよね。確かに8年前のマシン使ってる僕もうーむなんですが。

 色々調べてOSを偽造できることがわかり設定ファイルでOS 10.10としてみたが結局だめ。逆に今まで動いていたGoogle Chromeや日本語入力が動かなくなるというおまけ付き。でFirefoxに乗り換えたら今度はGoogle MusicへのUploadができない。と今週は有に一日は無駄にしてしまった。

 Win7 Corei5 SSD のマシンは中古で2万弱で買えますがまだまだ使えるマシンを使えなくさせるAppleのエコじゃないやり方には反感を覚えます。